第3回楽校をつくろう!ワークショップを開催しました
いよいよ今年度最後のワークショップ
皆さんこんにちは。10月12日(日)に開催した「第3回楽校をつくろう!ワークショップ」についてお伝えしていきます。
様々な人にとって、つながりのある「学校」だからこそ、多様な方に学校を作るプロセスに参画していただきたい!そして、新しい学校を考えるための土台となる「想い」を集めていきたい!
そんな想いから開催してきた「楽校をつくろう!ワークショップ」。あっという間に今年度最後である3回目の開催となりました。
当日は、気持ちのいい秋晴れのなか、前回に引き続き千葉工業大学の倉斗先生とその研究室の皆さんとの協働で開催しました。
これまでを振り返って
第1回は東京学芸大学金子教授に「学校ってなんだ?」という切り口からお話いただき、その後のグループワークでは「未来の学校で自分が体験したいこと・子どもや後輩に体験してほしいこと」をテーマに議論し、「目指すべき方向性(ガイド)」を共有しました。
第2回は倉斗先生と研究室の皆さんの運営のもと、「学校に対する多角的な視野を獲得しみんなが求める学校のイメージをつくる」ことを目的にワークを開催しました。
最後に記入したビジョンカードには、「50年後の楽校ってどんなだろう?」という問いに、それぞれの考えを書いていただきました。ディベートを通じて、多様な考えに触れたから生まれた十人十色のビジョンカードが並びました。
ビジョン・コンセプトとは
今年度の最終回である第3回は、これまでの内容を踏まえて「楽校」のありたい姿を、より具体化した「ビジョン」そして、そこへ向かうための「コンセプト」の構築をゴールにワークを行います。
そもそもビジョンとコンセプトってそれぞれどんな意味があるのでしょう?流行りの生成AIさんに聞いてみると・・・
ビジョン:建物を建てる目的や目標、そしてその建物が実現したい未来の姿を具体的に表したもの
コンセプト:目的や目標達成のための方針を示し、本質や特徴を簡潔に表した言葉
目指す「ビジョン」とそこへ向かうための「コンセプト」があることで、芯のある、ぶれない「楽校」を作っていけるということですね!
ビジョンを考えよう
ビジョンを明確に構築するために、これまで考えてきたイメージをより具体的にする必要があります。そのための最初のワークとして楽校の「登場人物」を考えました。
学校に通う当事者である「こども」、こどもに教える「せんせい」、こどもとせんせいを繋ぐ「まなび」とは具体的にどんなものでしょうか?
グループに分かれて、それぞれが考えるイメージを共有し合いました。
学ぶ気持ちがあれば誰でも「こども」?
何かを教える人が「せんせい」!
こどもでも「せんせい」になれる?
遊びだって別の角度から見れば「まなび」なのでは?
そんなことをグループのメンバーそれぞれで意見を出し合い、深掘りしていきながら「登場人物」のイメージを具体的にして共有・発散して広げていきました。
「登場人物」を考えたあとの次なるワークは、なんと「未来の絵日記」を描くこと!
新しい学校ができた時代にタイムスリップし、楽校の思い出を想像しながら「未来の絵日記」を描いていきます。
15分という短い時間でしたが、どの日記も、「本当にこんな事があったんだ!」と思ってしまうほど解像度が高く、ワクワクするものばかりでした。
ワークの最後にはそれぞれが描いた絵日記を全員で共有をして、好きな絵日記に花丸シールをつけていきました。
コンセプトを考えよう
絵日記としてビジョンを構築した後は、コンセプトの検討へ!
グループごとに絵日記の感想を共有し、絵日記を実現させるための楽校をつるためにはどんなことが必要なのかを話し合いました。
話し合いの中で生まれたたくさんの熱い想いを、20文字程度でまとめてください!というアナウンスのもと、ぎゅっと凝縮!
それぞれの「コンセプト」が完成しました。
ほしグループ:「子どもの選択肢を育む」
やまグループ:「子どもを、ナメるな~子どもは、永遠 みんな子ども~」
かぜグループ:「ボーダレススクール」
ざっくりした時間・遊びも学びも・場所も人も年齢も時間も区切らない
うみグループ:「葉山人 自由でオシャレな憩いの場」
それぞれの想いが詰まっていて、本当に素晴らしいコンセプトの発表でした!
これからの「楽校をつくろう!」
3回のワークショップを通して、「楽校」というものがより具体的になり、そこに向けて大切にしたい想いを集める事ができました。
参加者の皆さんから頂いた様々な想いを土台に、新しい学校の「基本構想・基本計画」の中で、想いを「形」にしていきます!
今年度のワークショップは、ひとまず最後になりますが、引き続き様々な方と色々な場面で「楽校」について対話していく予定です。
今後とも「楽校をつくろう!」をよろしくお願いします!